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【映画レビュー】マガディーラ勇者転生を見てきたよ~僕たちには大きな物語が必要だ~【力強い運命の絶対的な愛】

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インド映画界で歴代最高興行収入を叩き出し、日本でも中毒者が続出した大ヒット映画『バーフバリ』。

その2部作を作った監督 S・S・ラージャマウリとスタッフが『バーフバリ』以前に手掛けた『マガディーラ 勇者転生

渋谷のアップリンクに歩行のリハビリを兼ねて見に行ってきました。

 

個人的にバーフバリはインド版スターウォーズ指輪物語

マガディーラは君の名はだと思っているのですがどうですかね? 

 

評価

バーフバリは親子二世代の壮大な神話のようなお話。

マガディーラは300年の時を超えて、悲恋に引き裂かれた二人の

戦士と王女のカップルが再び転生し惹かれ合う壮大なストーリーです。

ベタでありながら、引き込まれるアクションや音楽

このごろの日本のエンターティメント作品にはない「大きな物語」の面白さを見せつけられる作品でした。(後述します)

バーフバリよりもCG等のスケールは劣りますが、バーフバリよりも笑いあり

歌あり。そして俳優がイケメンなので過大な期待をしていなければ

かなり楽しめる作品です。

バーフバリ★5ならばマガディーラは★4ですね。ラージマウリ監督。ファンになりました。熱しにくく冷めにくい私の殿堂入り決定です。

 

内容

1609年、ウダイガル王国。近衛軍の伝説的戦士バイラヴァは、国王の娘ミトラ姫と愛し合っていたが、王国とミトラ姫を我が物にしようと企む軍司令官ラナデーヴの邪悪な陰謀により、非業の死を遂げる。400年後のハイデラバード、バイラヴァはバイクレーサーのハルシャという若者に生まれ変わっていた。ハルシャはある日、町で偶然にある女性の手に触れた途端、脳裏に前世の記憶が甦るが、その女性を見失ってしまう。やがてハルシャはミトラ姫の生まれ変わりインドゥと運命の再会を遂げるが、かつて二人の仲を裂いたラナデーヴも、インドゥの従兄弟ラグヴィールとして生まれ変わっており、再び悪逆非道な罠を仕掛けてくる。

 https://filmarks.com/movies/80242/no_spoileryよリ引用


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渋谷に来たよ。病み上がりの体を引きずりウエンディーズで腹ごしらえ。


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アップリンクに到着。ミニシアター系の良い雰囲気を醸し出してました。

ここで公開している映画は全部面白そうだったので

ちょくちょく足を運びたくなりました。

 

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詳細な感想

バーフバリよりはCGや全体のストーリーも二人の悲恋や気持ちの動きに重点をおいたものです。ですので見る順番はバーフバリ→マガディーラと思いました。

バーフバリのスタイルになれている人は、マガディーラほうがポップで娯楽性も高いので楽しめるかとおもいます。笑えるシーンが何より多くてよかった。

あとソロモンがぐっさんに似てます。

 

あと感じたのが、ベタベタのストーリーかもしれないけど、物語ってこういうものだよねっていうものをズドーンと感じました!

300年前に引き裂かれた二人が時空を越えて転生する。

観客も作りてもみな二人の幸せを願いますね。

みたい結論も見える結論もわかりきっているものかもしれないけど

その願いをどのように成し遂げるのか。観客はそうした定番を見たいのです。

(予想しなかった結末や胸糞悪い結末ではなく)

マージマウリ監督の作品を見るといつも神話を感じます。

人間が根源的に求めているストーリー。

 

そして、壮大な時間軸で人物を描くことによって、私達に

私達は点ではなく、線の上で物語を紡いでいる

【主人公】なのだと思わせてくれます。

 

私も、勇者の生まれ変わりかも、運命に引き裂かれた恋人がいるかも。

特別な時空を超えた一人が私なのかも。

そんな大きな物語に引き込んでくれる、作品。

 

ここに一人で立っているのではなく、運命の歯車や糸に絡め取られながら

素晴らしい友や、美しい恋人、その人の中であがきながら進んでいくのだと

迷っていても導かれるのだと信じさせてくれる、神話のような映画取る監督ですね。

マージマウリ監督。好き。

 

レビューを読んで気になった方はぜひ、

バーフバリ王の凱旋(これは2ですがここから見るのがベストOPでだるい1の説明全部してくれるので)→バーフバリ1 伝説誕生 →マガディーラ~勇者転生~

この順番で映画見てみてください。

今のエンタメが元気ないのは、点でしが人間を描いていないからかもね~

 

神話を失った現代人は人間一人の力を過信しすぎているのかもね。

運命や宿命は逃れられない。一人の人間が一人っきりであがいても。

一人であがくのではなく、運命と、友と、愛する人と、自身の能力、

それが絡み合って、自らの生を生きていくものではないでしょうか??

そんなことを思い出させてくれる作品でした。

 

ありがとう。マガディーラ。