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『ばく』の隠遁生活

ひっそりと充実した生活を送りたい、のにドラマチックな人生を送ってます。読書好き。デザイナーの心の中いろいろ。

【アラサー女子必読?】「うさぎとマツコの往復書簡」を読みました。

読書

「うさぎとマツコの往復書簡」を読みました。というか今読んでます。

 

まだ途中なのですが、今自分がもやもやしていることと同じようなことが書いてあって

面白いです。

生きていくことは孤独と向き合うことと逃れられないとか。

仕事で評価されたけどその先がむなしいとか。

子供を産んで納得している女友達がいるけど、悔しいけど自分はそういうわかりやすい生きてる意味の納得の仕方はしたくない。

 

とか、現代女性が一度は思うことがいろいろ書いてあって面白い。

テレビで見る二人とは違って、もう少し踏み込んだ議論が読めて面白い。

 

わたしが女性作家が好きなのは、女が女として社会の中でどんなふうに生きていくか真剣勝負で向き合って作品を作っているから。

その生きざまは十人十色。とても興味深い。

いろんな人間がいる。その中でいろんな女がいる。

社会の中でカテゴライズされていなければ、(就職、能力の評価)などで差別されている部分がなければ、仕事があっても出産でブランクが開くという事がなければ

女が生きていくのはそんなに難しくないだろう。

女であることは喜びであり、苦しみでもある。(この社会の中では)

 

そうしたことに向き合っている作家は、面白いのだ。好きだ。

 

金原ひとみ中村うさぎ宮部みゆき藤本ひとみ村山由佳山田詠美

 

女といっても、生まれた環境、周りにいた人間の種類、見た目、能力

それぞれ違うのだ。その中でどう必死に生きていくのか、

それは私自身の問題でもあるが。

 

中村うさぎは一時期、とても心配になった時期もあったが

とても不器用な人だけれど、女であることといつも真剣に格闘しているように思う。

そして、女ならではの欲望を(買い物、権力、女性の仕事での評価、美貌、恋愛)

突き詰めて、女を謳歌しようと努力しようとしていた人だと思う

ただ、とっても不器用。

 

そんな彼女が、50才になって親友のマツコデラックスと、

本音の部分をかなり語ってくれるというのは、読者に真剣に向き合っている証拠だと思う。自分の抱えているむなしさとか、今の心境とか。

 

自分を守りたい人はそんなことできない。それをできるっていうのはやはりプロのエッセイスト。小説家であると思う。

 

久しぶりに彼女の本を手に取ったが、続きの四巻まで早く読みたい気持ちでいっぱいだ。最近は体調が少し心配だが応援したいと思った。

 

中村うさぎのエッセイスト、作家としての生き様は、この本を読んで美しいと思った。

 

今の世の中ここまで自分の本音を言える人は少ない。

社会ががっちり利権やつながりで固まってしまっているし、ネットの普及で叩かれもするだろうし。

彼女を改めて尊敬した一冊です。

 

私も最近、女性のライフスタイルで思うところがあるので読了したらまた何か書けたらと思います。

やはり女性の書く書物は面白いです。

 

 

うさぎとマツコの往復書簡

うさぎとマツコの往復書簡