読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

『ばく』の隠遁生活

ひっそりと充実した生活を送りたい、のにドラマチックな人生を送ってます。読書好き。デザイナーの心の中いろいろ。

少年Aの手記『絶歌』とホリエモンとマルキドサドのおはなし。

読書 世の中

f:id:double-bind:20150612015920j:plain

 

私は『絶歌』を買わない。

山田詠美の『風味絶佳』は買うが。

 

単純に、彼が過去にした行為を支持しないからだ。

 

犯罪を犯したその記録を金銭に変えることを私は支持しない。

彼の意志を表明するなら、無料のサービスやウェブメディアはたくさんある。

意思を表明したいだけならそうした手段でもできるはずだ。

今の彼についてはわからない。だから過去に対して私は支持できないので

消して読まないし買わないことに決めた。

 

はてなではそうしたものが書店で回ることや、彼にお金が入ることなどが

議論されているようだが、単純に彼のした行為を支持しない人は買わなければいいのだ。彼に言論の自由はあると思う。

 

犯罪関係の研究者などは必要かもしれないが

私は支持しないから読まない。

人間の好奇心は計り知れないが、彼が生きているうちは読んではいけない気がする。

 

たとえば、マルキ・ド・サドの出版した本は数知れない

・・・ソドム百二十日あるいは淫蕩学校 アリーヌとヴァルクールあるいは哲学小説 ジュスティーヌあるいは美徳の不幸 新ジュスティーヌあるいは美徳の不幸 ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え 閨房の哲学 ジェローム神父の物語 ブリザ・テスタの物語 恋の罪 悲惨物語 ユージェニー・ド・フランヴァル 司祭と臨終の男との対話

 

わたしはこれらの小説が好きだ。人間の可能性や奥深さや残酷さが見れるから。

だが、彼が存命の時代に

私が生きていたら、やはり手に取らなかった。

 

今回のこの議論をきっかけに

そうか、小説家と認識していたサドも人を殺害していたのだなと

初めて認識した・・・。 

彼の嗜癖や性癖の残虐行為で人が死んでいたのだ。

 

また、この話を聞いて思い出したことがある。

ホリエモンだ。

 

堀江さんは刑務所に入っていた時から

メルマガや執筆で一儲けしてた。(私は彼に対しては好感を持っている。)

 

また彼は犯罪者ではないし、少年Aと同列ではないが、

(刑務所に入れられた原因の)経験をお金に換えるという点で似ている。

 

これでかなり儲かった!という話が出たら

今後も、刑をうけた手記でビジネスを始める人が出てくるような気がする。

また、犯罪者に対しても同情したり批判したり、彼らの意見を読んで

いろいろな印象を持つ人が出るだろう。メディア操作がうまいものがいれば

うまく我々はそれに乗せられるのかもしれない。

 

堀江さんの話に戻るが

彼は実刑を受けてからはかなりメディア戦略に凝っている気がする。

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

この本を読んだが、正直彼が書いたものをかなりマイルドにしたライターが

いた印象を受けた。あるいは彼自身が客観的にどう書いたら非難されるか、されないか判断し丁寧に書いたものだと感じた。(違っていたらごめんなさい。)

 

稼ぐが勝ち ゼロから100億、ボクのやり方

 

↑「稼ぐが勝ち」この本は堀江さんがイケイケゴーゴーだったときに

出版された本だがかなり過激な内容だった記憶がある。

読んだ後私はあまりいい気分になれなかった。正直嫌な感じがした(笑)

ライターに嫌われて悪意のある編集をされてるんじゃないかと思った・・・

人の心はお金で買えるなど平気で書いてあったからだ。

 

「ゼロ」はその真逆の話の書き方で

堀江さんの生い立ちやいろいろなことに同情する気持ちを持つような内容なのである。

 

世の中の意見は、メディアへの出方や態度でコロッと変わるものだ、

それに対して慎重な目を持たないといけないと思う。

 

そして、本が出されることに対しては言論の自由があるから私は反対しないが

読むか読まないか。買うか買わないかということは

個人の価値観によるのではないかと思う。

 

ps この議論は非常にデリケートだ。現時点の意見とさせてもらう、ほかの方の意見を読んで変わることがあったら追記したいと思う。もし私の意見が偏っている様だったら考えるきっかけのたたき台にしてもらえればと思う。獏も指摘を受けたらさらに深く考えていきたいと思っている。